【リモコンの復活】自分でできる!液漏れで故障したリモコンを復活させる掃除術!原因と防止策とは?

家庭におそらく複数あるであろう、テレビやDVD機器、エアコンなどの「リモコン」

自分たちが近づかなくてもスイッチをオン/オフできたり、チャンネルを変えられたり、いつも

私たちの生活をとっても便利にしてくれています。

無くてはならない存在ですよね。

しかし、私たちは彼らをあまりにも、「いつでも機能するのが当たり前」と思っているので、

しばしばリモコンが原因でちょっとイライラします。

そう、「電池の液漏れ」です。

長い間使っていなかった機械を作動させようとして、

「あれ??電源がつかない。電池切れてるのかな?」

とふたを開けてみると・・・!!

おお、怖い(苦笑)

青いサビっぽくなっていたり、変な匂いがしたり

結構グロテスクな感じになっていること、ありますよね。。

特に季節ものの電化製品とかだと、以前使用していた時から見ないうちに大変なことになっていたりします。

このサビと液漏れ、どうやって処理すればわからないし、

新しい電池に変えてもやっぱり動かない。だから結局、

「主電源を使って操作すればいいか・・」と思って見て見ぬふりをしてしまうこと、

あるんじゃないでしょうか??

今回の記事では、そんな悩みを解決すべく、

「液漏れによって故障したリモコンの掃除方法」

「液漏れさせないための防止方法」

についてまとめていきます。

錆や液漏れの原因とは?

まず、そもそもリモコンの中で起こる液漏れは、

電池の内部の「電解液」という液体が漏れ出すことで起こります。

(厳密には、この電解質がガス化したものも漏れています)

ちなみに、この電解液は劇物ですので、絶対に素手で触らないようにしてください。

リモコンの中に入った電池の場合、「過放電」という現象でこの液漏れが起きています。

一般社団法人電池工業会によると、電池に関連するトラブルの原因中で最も多く、全体の80%以上がこの「過放電」です。

(他の原因には、「ショート」「長期保管」などがあります。)

「過放電」とは、

①リモコンなどの機器をスイッチを入れたまま放置している

他にも、

②乾電池の容量を使い切った後も、そのまま機器に入れたまま放置している

③2種類以上の乾電池(メーカー違い、新しい乾電池と古い乾電池)を混ぜて使用している

時に起こる現象です。

基本的に、電池を使用中・使用後は化学反応によって電池内部でガスが発生しているのですが、

この「ガス発生」が過放電の状態下になると大量のガスが発生し、電池内部の圧力が異常に高くなる現象が起きます。

乾電池が、もともとこの圧力による破裂を防ぐために自然にガスが抜ける構造になっていて、電池内部の圧力が高くなった時、ガスになった電解液と電解液そのものが一緒に外部に漏れだすことになります。

そして、放置している時間が長いと青いサビのようなものになるんですね。

液漏れしてしまったリモコンの掃除方法、そして復活

今まで、液漏れしたリモコンや懐中電灯などを見つけたときは

「あーぁ、もう駄目になってしまった・・」と、結構な確率で諦めていました。

雑巾のようなもので拭いてみたこともありますが、もう既に青サビになってしまっている場合などの頑固な場合だと、ほとんど効果なし。

しかし、あったのです!もっと効率的に液漏れと青サビを取る方法!

これから、電池の液漏れの被害に遭ってしまったリモコン端子部分の掃除方法を具体的に

紹介していきます。

ちなみに、本体から電池を抜くときや、処理をする際は直接触れないように、ゴム手袋などをはめた状態で処理します。

においがきつい場合はマスクなどを使うといいでしょう。

万が一肌に電解水がついてしまったり、目に入ってしまった場合はきちんと水で洗い流しましょう。

①まずは紙やすりで磨いてみる

電解液がサビになっていても、

頑固でなければ紙やすりで磨くだけでも綺麗になって復活する場合があります。

目の細かい紙やすりを使うことで、必要以上に端子部分に傷をつけることもなく磨くことが出来ます。

②頑固だったら接点復活剤を使う

紙やすりで削ってから、端子部分に「接点復活剤」を塗ります。

その名の通り、金属部分を「復活」させるための道具です。

そんなものがあるとは今まで知りませんでした汗

「接点復活剤」とは金属接点の洗浄を目的とした薬剤で、油と溶剤によって出来ており、洗浄・防錆・潤滑ができるようです。

(一方で、「サビ」自体には効かないので、やはり紙やすりで磨くことは必須です。)

スプレータイプ、液体タイプ、マニキュアタイプなどがあります。

(個人的には、小さな液体タイプとマニキュアタイプをお勧めします。

スプレーだと周囲にも溶剤がかかってしまうし、そもそもそんなに必要ないな、と思うからです。場所も取るし、スプレー缶の処分もちょっと手間がかかるので(下に貼った記事を読んでみてください。きっと読んでいるうちに面倒くさくなって、買いたくなくなるはずです…)、1年間に何回しか使わない、という方は液体タイプやマニキュアタイプが患部に塗りやすくて(笑)良いと思います!)

スプレー缶の処分についてはこちら↓

物置の掃除をしていたら、大量にスプレー缶が出てきました。 母が物置の在庫チェックをせずに買い物をしたため、「殺...

③磨き上げる

磨き終わったら、食酢を染み込ませた布や綿棒で端子部分を拭いて、

(アルカリ性の電解液を中和させます)

乾いた布や綿棒で乾拭きします。

液漏れさせないための予防方法

液漏れは、きちんと電池を点検することで、防げる可能性が高くなります。

「液漏れ」の原因からもわかるように、「入れっぱなし」という状態が電池にとって良くないんですね。

リモコンを使わないときは電池を外す事が大切です。

(または電池と機器の接続部分に紙などを挟んでおく事も有効)

季節ものの電子機器は、使うときだけ電池を入れるのが正解ですね!

それから、子供用のおもちゃなどは、定期的に点検しておきましょう。

なんたって液漏れした電解液は「劇物」ですから・・

電子機器から電池を外しておく他にも、

・電池の使用推奨期限を守る

・同じメーカーの電池を使用する

・古い電池と新しい電池を一緒に入れない

・電池のプラスマイナスを逆にしない

・リモコンを高温・多湿で保管しない

(意外と、電子機器の上は熱くなっているかもしれません!)

といったことに気を付けると、液漏れする確率がぐっと下がります!

ぜひ、確認してみてください!!!

まとめ

今回の記事では、

「液漏れしてしまったリモコンを復活させる方法」と

「液漏れさせない予防方法」

についてまとめました。

勉強になりました・・・!

化学の力でリモコンも再生するんですね。

今後は液漏れを起こさないために、できるだけ使っていない電池は抜いていこうと思います(笑)

電池も無駄になってしまいますからね!

電池の処分方法・管理方法は以下の記事に書いてありますのでよかったら見てみてください↓

1年ほど前に「こんまり流片付け術」を使って自分の部屋を断捨離した結果、すっかり整理・整頓にハマってしまいました。 ...
前回の記事で、物置から出てきた液漏れ電池など、古い電池の処分に奮闘した、konohaです。 前回の記事はこちら↓ ...

最後までご覧いただきありがとうございました!

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