近年注目されている「エシカルファッション」。
ブランドのTVコマーシャルでエシカルファッションについて言及していたり、
雑誌で「サステイナブル」「エシカル」という文字を見かけるようになりました。
「エシカルファッションとは何か?」については下の記事にまとめています
エシカルファッションと聞くと、生成や白などの色合いで「いかにも、ナチュラル!」というものを思い浮かべがちかもしれませんが、そればかりでもありません。
ビジネスシーンやおしゃれ着としても着られるものが多くあるので、
自分に合うブランドを見つけて、楽しみながら取り入れていけると思います!
今回の記事では、様々な取り組みで「エシカルファッションブランド」と言われるブランドをまとめました。
目次
エシカルファッションブランド
いよいよ、ここからはエシカルファッションを扱うブランドを紹介していきます!
People Tree(ピープルツリー)
People Tree HPより
フェアトレードブランドとして有名な”People Tree”
フェアトレード・ファッションの世界的パイオニアであり、20年以上に渡って人と環境にやさしい商品をつくり続けています。
ピープルツリーは商品がフェアトレードであるだけではなく、会社自体がフェアトレードを専門に行う団体として世界フェアトレード連盟の認証を受けています。
ファッション用品だけでなく、チョコレートなどの食品や雑貨など取り扱っていたり、
「エシカルウェディングウェディングドレス」も扱っていて、
幅広い商品を購入することが出来ます。
私自身、結構柄物が多いイメージを持っていましたが、ベーシックなものも結構あり、どんな人でも取り入れやすいかもしれません!
デニムのブランドのLeeとコラボもしていて、オーガニックコットンを使ったデニムパンツも多数そろえています。
自由が丘と立川に実店舗があるので、お店に行ってみるのも良いかもしれません!
(写真は自由が丘店)
また、直営店の近くに住んでいなくてもオーガニックやフェアトレードの商品を扱うお店で取り扱われていたり、イベントで全国に期間限定で出店することもあるので、チェックしてみてください。
オンラインショップもあります!
Stella McCartney(ステラマッカートニー)
Stella McCartney HPより
同名のイギリス人女性が設立したラグジュアリーブランドです。
vogue australia HPより
彼女自身がベジタリアンであるとともに、
ブランドの信念「責任を持ち、誠実で、現代的な会社であること」を通して
レザーやファーを使用せず、代替素材を開発したり、森林保護活動を行う等様々な取り組みをしています。
動物性のアイテムを使うことで心を痛めていた海外セレブから支持を得ており、エシカルなラグジュアリーブランドとして有名です。
Stella McCartney
レディース/メンズ/キッズ/バッグ/シューズ
公式HP/オンラインショップ:https://www.stellamccartney.com/jp
チチカカ
チチカカHPより
エスニックな雰囲気の服が特徴のチチカカも、フェアトレードを推進しています。
一部のシリーズで、「HAPPY TRADE COLLECTION」というプロジェクトを行っており、生産者の人々の暮らしを守り、文化をつなぐため売り上げ5%を伝統技術の継承と若者の技術向上に活用するため還元しています。
全国各地に店舗があり、値段もお手頃なので普段使いの服として取り入れやすいですね!
ただ、全てフェアトレードで揃えているということではないようなので、
フェアトレード認証を確認しながら購入するといいと思います。
チチカカ
レディース/メンズ/雑貨/大きいサイズ
公式オンラインショップ:https://www.titicaca.co.jp/titicaca/
Patagonia(パタゴニア)
パタゴニアHPより
アウトドアブランドとしてなじみの深いパタゴニアは、持続可能な活動を追求し続ける企業です。
1996年にコットン製スポーツウェアの全てをオーガニックコットン100%に切り替えることに成功して以来、ずっとオーガニックコットンを使用しています。それ以外にも、
・売上の1%を環境団体に寄付する
・リサイクル素材の開発
・パタゴニアの社員自身が環境保護活動を行いやすい制度を設ける
等様々な取り組みを行っています。
防水性などの機能性もありながら環境にも配慮できるのはとても嬉しいですね!
Patagonia
レディース/メンズ/キッズ/バッグ/アウトドア
公式HP:https://www.patagonia.jp/home/
公式オンラインショップ:https://www.patagonia.jp/shop/clothing-gear/
Timber land(ティンバランド)
Timberland HPより
ショートブーツなどの靴が定番のTimberlandは、
「ティンバーランドの使命は、人々に提供する商品を通じて自然環境を保護していくことです。」と宣言し、
リサイクル素材を用いるなどの取組をしています。詳しくはこちら。
シリーズによって、リサイクル素材100%の商品もあるようです。
また、CSR活動として中国・内モンゴル自治区のホルチン地区で砂漠化した土地に植樹する「ホルチン砂漠緑化プロジェクト」を2001年から進め、2015年には200万本の植樹をしました。
Timberland
レディース/メンズ/キッズ/アクセサリー/靴
公式HP:https://www.timberland.co.jp
公式オンラインショップ:https://shop.timberland.co.jp/shopbrand/classics
OmniPeace(オムニピース)
OmniPeace HPより
“Can Fashion Save Lives?”を実現するブランドとして、2005年米国LAでメアリー・ファナロによって設立されました。
「気に入ったブランドのアイテムを購入することが、貧困にさらされている人びとの生活を救うことにつながる!」というコンセプトを掲げています。
アフリカの飢餓撲滅や女性問題を解決するため、売上の一部を、NPOを通じて寄付しています。寄付金は貧困撲滅や女性への虐待防止、子供たちの教育へ使われます。
OmniPeace
レディース/メンズ/バッグ/アクセサリー
公式オンラインショップ:http://www.piecepeace-shop.com
KLATTERMUSEN(クレッタルムーセン)
KLATTERMUSEN HPより
KLATTERMUSENは、1984年にスウェーデンで生まれたブランド。
アウトドア用品をメインに展開しています。
北欧のブランドであることが納得の洗練されたシンプルなデザインです。
2006年に100%オーガニックコットンにシフトし、漁業用ネットをリサイクルしたナイロンを全てのバックパックに使用しているそうです。
直営店はないものの、日本でも取り扱っている店舗は複数あるので下の国内取扱店をチェックしてみてください!
KLATTERMUSEN
公式HP:http://www.barriojapan.com/klattermusen.html
国内取扱店:http://www.barriojapan.com/klm/klattermusen_retailerslist.html
No Nasties
フェアトレードコットンイニシアティブコーポレートサイトより
100%オーガニック&フェアトレ-ドのファッションブランドです。
インドの綿花農園の悲惨な状況を知ったデザイナーが、彼らを支援するためインドに戻り立ち上げたブランドで、全ての商品がフェアトレード認証とオーガニック(GOTS)認証を取得しています。
ミッションを、「お客様のファッションとデザインの感性にマッチし、素晴らしいライフスタイルを提案すること」と掲げ、Tシャツをメインにグローバルで販売しています。
また、日本のフェアトレード・コットン・イニシアティブと提携しています。
No Nasties
Ashuhari
ashuhari HPより
「オトナの女性に響く自然体で飾らない日常に溶け込む服。」を基本コンセプトとしています。
スローでエシカルな考えのもとに、持続性可能な素材を中心に使用しています。
生活の質を上げられる捨てられない服づくりを目指し、東京を拠点に日本国内でものづくりをしているそうです。
ただオーガニックやフェアトレードの商品がどれくらいあるか具体的に書かれているわけではないので、確認してみようと思います・・・!
(服のテイストは好みだなぁ)
ashuhari
レディース/バッグ/シューズ/アクセサリー
公式HP:https://www.ashuhari.shop
ECOMACO(エコマコ)
グローバルオーガニックネットワークHPより
デザイナーである岡正子さんが2003年にスタートさせたブランドです。
素材開発の結果、植物のでんぷんを発酵して作られる「乳酸繊維」に着目し、ECOMACOはこの乳酸繊維の他に、シルク、オーガニックコットン、バンブー、和紙などのグリーン原料でいずれも土に還る素材を使用しています。
長野に本社があり、エシカルウェディングの相談もできるそうです。
ECOMACO
レディース/ファッション雑貨(スカーフ等)/ウェディング
公式HP:https://ecomaco.com
公式オンラインショップ:https://www.ecomacoshop.com
OUTERKNOWN(アウターノウン)
http://www.econyl.com/it/press/econyl-partners-with-world-champion-surfer-kelly-slater-on-outerknown/より
アメリカ西海岸発のブランドです。
レディースも取り扱いはありますが、もともとはメンズブランドのようですね。
“For People and Planet”の精神をもとに、ECONYL(漁業の網など廃棄物を再利用したナイロン素材)を採用したジャケット等を販売しています。
あいにく日本語でのウェブサイトはありませんでしたが、公式HPから商品を選んで決済画面に移ると日本語で進めます。
日本では、東京・大阪・福岡のRon Harmanの3店舗で取り扱っているようです!
OUTERKNOWN
メンズ/レディース/シューズ
公式HP/オンラインショップ:https://www.outerknown.com
HASUNA
HASUNA HPより
2009年に設立されたジュエリーブランドです。
ダイヤモンドは産地や採掘の工程にもこだわり、ゴールドは鉱山で働く人々の労働環境改善、有害化学物質の使用低減、インフラの整備など、彼らの人権を守るための基準をクリアしたものを使用しています。
2014年に日本で初となる「RJC(Responsible Jewellery Council):責任あるジュエリー協議会」の認証を受けています。
表参道に直営店がある他、伊勢丹で取り扱われていたり、オンラインショップも展開しています。
HASUNA
ジュエリー/ブライダルリング
公式HP:https://hasuna.com
公式オンラインストア:http://hasuna-store.com/
MUJUS(ムフス)
https://www.ethicalfashionjapan.com/brand/mujus/より
ブルックリン発のアクセサリーブランドで、「ムフス」は南米の先住民族の言語で「種」を意味します。
そう、カラフルで大ぶりなアクセサリー(で、とっても重そう)ですが、椰子の種子を使用しているため軽く、体に重さによる負担は無いそうです!
南米大陸に流れるアマゾン川流域で生息する椰子、「タグア」の種子から、ひとつひとつ現地の職人が丁寧にアクセサリーを作っています。
天然素材ならではのアクセサリーで、、色も形も、ひとつひとつに個性があり、全く同じものが存在しないそう。
染色にも、草木由来の染料を使っています(本当にこんなビビットな色になるの!?と、びっくりしてしまいます)
天然素材のものってどうしても生成色のような「THEナチュラル」を思い浮かべてしまいますが、こんな鮮やかなアクセサリーを身に着けられると気分もあがりますね!
MUJUS
公式HP:http://mujus-jp.com/
公式オンラインショップ:http://mujusjp.thebase.in/
andu amet(アンドゥアメット)
andu amet HPより
2012年に設立された皮革製品のブランドです。
「革製品だと動物愛護じゃないんじゃ・・」と思われると思いますが、
このブランドでは食肉産業の副産物のみを使用しています。
また、通常皮の「なめし」の際には大量の薬や水が使用され、汚染の原因になることがありますが、全ての工場に直接足を運び、会社としての基準を満たした工場とのみ契約をしているということです。
andu amet
バッグ
公式オンラインショップ:https://www.anduamet.jp
Liv:ra(リブラ)
Liv:ra HPより
オーガニックコットンやシルクなどの天然素材を、日本に伝わる伝統の草木染めでひとつひとつ丁寧に染め上げています。
デザイン・色ともになかなか可愛いです!
また、面白いのが、洗っていくたびに色がだんだん落ちていくわけですが、
「染め直しキット」が購入できるようになっていて、自分で色を染め直すこともできます!
Liv:ra
ランジェリー/レディース
公式オンラインショップ:https://livra.theshop.jp
まとめ
いかがでしたか?
意外とカラフルなものがあったり、デザイン性の良いものが見つかったのではないでしょうか。
エシカルファッションブランドの服を購入することはそれらのファッションブランドの取組を支持することにも繋がると思うし、
社会が環境配慮や人権配慮を前提にした経済活動を進めていく第一歩になると思います。
この記事で気になるファッションブランドがあったら是非購入を検討してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!