夏になり、花火が恋しい季節がやってきましたね。
打ち上げ花火を見上げるのも良いですが、やはり河川敷などで楽しむ手持ち花火も風情があって日本の夏を満喫できます。
ところで、今年実家を家じゅう断捨離をしていたら、いつのものか分からない手持ち花火セットが、物置の奥のほうから出てきました。
皆さんも、使い切れなかった花火・買いすぎてしまった去年の花火が家に眠っていませんか?
しかし、これってまだ使えるのでしょうか?・・
何年前のものか分からない・・・10年は経っていないと思うけど・・・
原料には火薬も含まれているので、古い花火を使って遊んでも、安全性には問題ないのか?気になります。
自己判断で古い花火を使ってやけどすることだけは避けたい。
使えないとしたら、未使用の場合どうやって処分すれば良いのでしょう?
また、手持ち花火を楽しんだ後の使用済みの花火の処分方法はどうすればいいのでしょうか?
何だか色々と疑問がわいてきたので、皆さんが悩むであろう
「未使用の花火の使用期限」と
「未使用花火/使用済み花火の捨て方」
についてまとめてみました。
未使用の花火の使用期限っていつまで?
例の、実家の物置から出てきた花火のパッケージを見てみましたが↓
(画質悪くてごめんなさい)
・・「使用上の注意」または「保管方法(高温多湿の場所には置かないでね、火気に近づけないでね」のようなことが書いてあるだけで、製造日や使用期限の記載は見当たりません。
ということで、とりあえず花火のパッケージに書いてある問い合わせ先と、花火関連の協会に問い合わせてみました。
どうせなら、とことん正確な情報が知りたい!!
花火会社によると、
「花火には消費期限が無いので、使用できるかどうかは花火が保管されていた環境による」
「湿気を吸った花火も、新聞紙にくるんで置いておくと使えるようになる」
だそうです。
また、日本煙火協会にも問い合わせてみたところ、
「使用期限は特にないが、保管していた状態やどれくらい湿気ているのかにもよる」
「火をつけてみて点かなかったら処分したほうがいい」←!
だそうです。
(協会といえど結構大雑把みたいですね・・苦笑)
POINT・花火には使用期限が無い
・期限より大切なのは保管状況
古い花火を使うのか、使わないのかはそれぞれの自己判断になりますが、湿気ている可能性があったり、水に濡れている場合は諦めて、これから紹介する「未使用手持ち花火の捨て方」を参考にして捨てましょう。
私の場合、花火会社や日本煙火協会に問い合わせたうえで、自分が持っている手持ち花火が湿気ているのかどうか確認してみたところどちらも湿気てないようなので、
今年花火をやるタイミングで使っちゃおう!と決めました!
「未使用」手持ち花火の捨て方
ここからは、実際に手持ち花火を処分する方法を紹介していきます。
まず、「未使用」手持ち花火について。
花火が湿気ていたり、水に浸ってしまった場合、火薬から発火しないように注意して処分する必要があります。
花火を入れたゴミ袋が燃え始めたら怖いですもんね。
方法としては、
①バケツに水を張り、未使用の花火を浸します。
②濡れた新聞紙などで包んで、ビニール袋などに入れてから
③地域の分別方法に従って処分します。
花火を水に浸しておく時間は厳密に決まっているわけではありませんが、花火会社と日本煙火協会どちらとも「丸一日」は浸してから処分してくださいと言っていましたので、1日以上は浸したほうが良さそうです。
厚みのあるものや、火薬部分が大きそうなものはより長い時間浸しておくといいかもしれませんね。
ちなみに、③地域の分別方法については、
世田谷区 可燃ごみ(最低でも3日水に浸して袋に入れて)
横浜市 可燃ごみ(水に浸して)
千葉市 排出禁止物(乾いた状態)→ 可燃ごみ(十分水に浸して)
名古屋市 可燃ごみ(水に浸して)
福岡市 可燃ごみ(水に浸し、ビニール袋等に入れて乾かないようにして)
※自治体のHP→明記されてない自治体には電話で直接確認しました。
これを見てみると大体可燃ごみのようですが、北海道留萌市のように「不燃埋立ごみ」を設定している自治体もありますので、やはり一度自治体の分別方法を調べたほうが良いでしょう。
「未使用」ロケット花火の捨て方
家庭用のロケット花火も、処分するときに気を付けるべきことは手持ち花火と一緒で、
「火薬部分を十分に濡らすこと」が大切です。
但し、手持ち花火に比べてロケット花火は水が染み込みにくい構造になっていたり火薬部分自体の大きさが大きかったりするので、手持ち花火よりも長い数日間水につけておく必要があります。
ちなみに、水をより浸透させるために花火を分解することは絶対にやめてください。
危険です!
私自身はロケット花火は使ったことはないですが、手持ち花火よりも処分方法には困りそうなので、是非参考にしてみてください!
「使用済み」花火の捨て方
そして、花火を楽しんだ後の、「使用済み」手持ち花火の処分についてです。
未使用の手持ち花火の処分方法ほどは複雑ではないですが、
とにかく火薬部分から出火しないように処理して捨てましょう。
花火を楽しむ際に、バケツに、何か所か安全ピンなどで穴を開けた状態でビニール袋をセットして、その上から水を張ってスタンバイしておくと、帰り際にビニール袋の中の水抜きが簡単にできておすすめです。
ビニール袋を縛って、こちらも自治体の分別方法に従って捨てましょう。
余った花火が長持ちする保管方法とは?
ここまで花火を処分する方法を紹介してきましたが、
もしも、買いすぎてしまって来年に使おうと思ったとき、どのように保管すれば安全に、良い状態で使えるのでしょうか??
今までの記事を見ていただくと分かるように、「花火には使用期限が無く」「湿気ていたら捨てたほうが良い」のです。
つまり、
火薬部分が湿気ないように保管すれば、花火は長持ちする!
ということですね。
方法としては、
・新聞紙でくるむ (新聞紙が湿気を吸ってくれる)
・乾燥剤と一緒に保管する
・・何と単純なのでしょう。
新聞紙で包むか、乾燥材を入れた後、
周りの湿気を花火自身が吸い取らないように
袋に入れたり、水気のあるものと一緒に保管しないように気を付けることも大切ですね。
(きっとその方が新聞紙や乾燥剤の「吸湿力」が増すはずです。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
複数の機関に問い合わせて調べてみた結果、
「手持ち花火に使用期限はない」「湿気ているかが重要」ということがわかりました。
花火にはとにかく湿気が大敵なんですね。
それから、処分する際には未使用・使用済み問わず、火薬部分を湿らせて発火しないように処理してから処分することが大切だということもわかりました。
色々調べてはみましたが、、
なんだかんだ言ってその年のうちに使い切ってしまうのが最善ですね(笑)
そもそも未使用のまま捨てるのはもったいない!
余分に買って無駄を生まないために(それから物置から数年後発掘されてその時の自分を困らせないためにも)、どれくらい必要か把握してから買うのが重要ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました!