【電池の保管】未使用・使用中の電池から液漏れ!?液漏れの原因・害と電池を長持ちさせる方法!

前回の記事で、物置から出てきた液漏れ電池など、古い電池の処分に奮闘した、konohaです。

前回の記事はこちら↓

【電池の処分】間違えると危険!電池の捨て方・回収ルートと液漏れした時に注意すべきこと

実家を整理していたら液漏れしたり、粉を吹いている電池が出てきました。

液漏れした電池↓

何度見ても怖いです。汗

過去にも、リモコンの電池部分を開けたらドロドロに液漏れしていたり、未使用電池から液漏れして収納ケースを掃除しなければいけなかったこともありました・・

みなさんも、「気が付かないうちに電池が液漏れしてしまって使えなくなった!」という経験はありませんか??

今後、同じ失敗を犯さないためにも、この際じっくり

・電池の液漏れ

・電池の保管方法

と向き合ってみたいと思います。

電池が液漏れする原因

1.未使用電池の場合

そもそも、電池の内部は

「エネルギーを生むための化学反応をサポートする」電解液で満たされています。

未使用の状態であっても、様々な原因で電解液が漏れ出すことがあります。

例えば・・

①長期保管

②輸送中や店頭での作業による変形

③保管条件(高温・多湿)

④サビ、ショート

どの原因も、見た目だけで劣化しているか判断しにくいのですが、

外部の要因によって電池が劣化することによって、劣化した部分から電解液が漏れ出します。

①の原因「長期期間」について、目安になるのが電池の表面に記載されている

「使用推奨期限」です。

※「使用推奨期限」の期限はJISに定められていないので、、各電池メーカーによって少しずつ違うので、実際に電池の表面の数字で確認してみましょう。

ありました!手持ちの電池にもこのように記載されてあります↓

ばっちり期限切れてますが・・汗

無駄を生まないためにも、やはり期限の短い順に使い切るように心掛けたほうがいいですね。

2.使用中・使用済み電池の場合

一方で、使用中・使用済みの電池の場合、「過放電」が原因の大半を占めます。

「過放電」とは、

・リモコンなどの機器をスイッチを入れたまま放置している

・乾電池の容量を使い切った後も、そのまま機器に入れたまま放置している

・2種類以上の乾電池(メーカー違い、新しい乾電池と古い乾電池)を混ぜて使用している

時に起こる現象です。

基本的に、電池を使用中・使用後は、通常時も化学反応によって電池内部でガスが発生しているのですが、、

この「ガス発生」が過放電の状態下になると大量のガスが発生し、電池内部の圧力が異常に高くなる現象が起きます。

乾電池が、もともとこの圧力による破裂を防ぐために自然にガスが抜ける構造になっていて、電池内部の圧力が高くなった時、ガスになった電解液と電解液そのものが一緒に外部に漏れだすことになります。

だから、変なニオイがすることがあるんですね。

化学成分を吸い込んでいたと思うと、震えが止まらないです・・・

補足すると、電解液ですが、劇物ですので、絶対に素手で触らないようにしましょう。

ビニール手袋やマスク、保護メガネなどを使って処理してください。

電池の液漏れを防ぐ方法

上でまとめた電池が液漏れするメカニズムから、電池を液漏れさせないためには、

未使用の場合・・・

①未使用電池の使用推奨期限を確認し、守る

②破損しないように扱う

③保管状態に気を付ける(温度・湿度)

④複数の電池が必要な機器の場合、1種類の乾電池・残量が同じものを使用する。

使用中・使用済みの場合・・・

①スイッチを切り忘れない

②使用しない機器に入っている電池は取り外す

③電池が切れたら必ず機器から取り外す

☆リモコンや時計などの機器が、液漏れによってダメージを受けることも同時に防ぐことができます!

これさえ押さえておけば、かなり液漏れを防げます。

今一度、使っていない機器に電池が入ってないかな??と、考えてみてください。

リモコン、時計、懐中電灯、ゲーム・・

思いついたら、今すぐ外してしまいましょう!!!

安全で長持ちする保管方法

電池関連全体だと、「液漏れ」以外にも、「ショート」や「誤飲」などのトラブルがあります。

これらも踏まえて、電池の保管方法は

高温・高湿、直射日光のあたる場所での保管は避ける

・開封した電池は端子部分が他の電池と接触しないように、ビニール袋や紙袋などに入れて保管する

・ショートしないよう、電池と一緒にキーホルダーやネックレスなどの金属類は保管しない、金属容器で保管しない

乳幼児・ペットの手の届かないところに保管する

↑つまり、実家の保存方法は間違いだったということです汗

この様に、もう既に開封してある場合は、

①端子部分ビニールテープかセロテープで覆ってから容器の中に入れるか、

②電池収納ケースなどを活用して収納すると、ショートを防げます。

追記)

百均などで、プラスチックのケース買おうかなーと思っていましたが、

たまたま置いてあった洋菓子の箱(フィナンシェなどが入っていました)を使うと、

端子部分が触れ合わないことを発見!

収納部分もちょうどぴったりでした!!

皆さんの参考までに。

これらの注意事項を守って、電池と電子機器をより長く・より安全に使っていきましょう!!

ちなみに、「冷蔵庫で保管すると良い」という噂がありましたが、

むしろ、冷蔵庫に保管すると電池の寿命を縮めてしまうそうです。

一昔前、「自己放電」する電池が多く、高温多湿が自己放電を促すと考えられたため、電池を「冷蔵庫に入れると長持ちする」と広まったようです。

今や、技術も進み、自己放電もしにくくなっているので、冷暗所での保管で問題ありません。

ご覧いただきありがとうございました!

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