【電池の処分】間違えると危険!電池の捨て方・回収ルートと液漏れした時に注意すべきこと

1年ほど前に「こんまり流片付け術」を使って自分の部屋を断捨離した結果、すっかり整理・整頓にハマってしまいました。

結果、自分の部屋だけでは飽き足らず、実家のあらゆる棚やクローゼットを漁っては掃除と整理整頓しています(家族には「取りつかれたように・・」なんて言われています)

ところで、最近実家の物置棚を掃除していた時、沢山のボタン電池や乾電池が出てきました。

未使用のものもあるけれど、使用済みの電池もまとめて保管してあって、しかもいくつかは液漏れしていました・・!恐ろしい!

(物置から出てきた液漏れ状態の電池↓)

明らかに危険な気がします。

せっかくなので、電池の処分方法」についてまとめてみたいと思います。

電池を処分する前に注意すべきこと

まず、分別方法などを確認する前に

電池を処分する際に大切なのが、まず電池の電極部分からの発火や破裂を防ぐため、

ビニールテープかセロハンテープで電極部分を覆い、「絶縁」状態にすることです。

※ガムテープは絶縁性が低いのでお勧めしません。

乾電池やボタン電池は、電極部分が他の電池の電極や、金属物に接触することで

発火する可能性があるんです。

実際に、電池が破裂した例もあります

一般社団法人電池工業会によると、

裸で保管されていた電池の電極部分が一緒に入っていた他の電池に接触し(電池を強制的に放電したため電池の内圧が上昇して)破裂したそうです。

・・・それを考えると今まで私たち家族がしていた保管方法はいかに危険だったのかということです。

電池の処理方法を自分で調べるまで、不燃ごみの金属類と一緒に入れ物に入れてありましたし・・・

無知って怖い。。

でも幸いにも、今回知ることができたので、これからは気を付けて電池と関われます(笑)

やり方としては、

セロテープまたはビニールテープで、電池の端子部分をカバーする。

これだけ(笑)

ただ、電池から液漏れしていたり、粉が出ていたりする場合、この液体・粉に直接触ると

「化学やけど」になる場合があるので、(液体が強アルカリ性の劇物の危険性あり!)

絶対素手で直接触れずに、ビニール手袋などを使って処理しましょう。

実際に電極部分にビニールテープを貼った状態がこちら↓

ビニールテープで端子部分を覆っただけだと、滑ってはがれてしまいそうだったので、ビニールテープを固定するように、上からセロテープでぐるっと巻いておきました。

ボタン電池の場合も、ぐるっとビニールテープかセロテープを貼れば絶縁できます。

テープの幅が足らない場合も、複数回テープを使うことによって、電池の端子表面を確実にカバーしてください。

この作業をしておくだけで、接触による

使用後の電池からの発火・破裂が防げるようになります。

電池の種類による処分方法

①使い切り電池と充電式電池の処分方法

家庭用の電池は、大まかに分けて

「一次電池(使い切り電池)」と「二次電池(充電式電池)」

の2種類があります。

使い切り電池の場合、ごみとして処分

充電式電池の場合、リサイクル品として処分

となります。

②使い切り電池の処分(筒形電池)

アルカリ乾電池

マンガン乾電池

リチウム一次電池

この3つは、各自治体のごみ回収で処分することができます。

資源ゴミ不燃ゴミ有害・危険ゴミなどの分類で回収されています。

例)

文京区 区に指定された施設の回収ボックスに出す。

横浜市 半透明の袋に入れ、指定された日付に家庭ごみとして出す。

大阪市 市に指定された施設の回収ボックスに出す。

京都市 市に指定された施設の回収ボックスに出す。

福岡市 市が指定した施設、または家電量品店やホームセンターの回収ボックスに出す。

(家庭ごみとして出す場合は不燃ごみとして出す)

結構、指定された場所に行かないと回収してもらえない自治体も多いんですね。

私の家の場合も、指定された場所にしか回収ボックスが無いみたいです。

母曰く、それが電池が溜まってしまった原因なんだとか・・

まぁ、私の母みたいに面倒くさくなってしまうのも分かります。

皆さんの中にもそうやって電池の処分が後回しになっている人も多いのではないでしょうか?

・・しかし!

最近は家電量販店やホームセンターなどでも乾電池の回収を行っているところもあるようなので、そのような店に行くときには持って行ってみるのも手かもしれません。

③使い切り電池の処分(ボタン電池)

(使いかけですみません)

ボタン電池は主に腕時計や補聴器、電子体温計など、小型の機械に使われている電池です。

ボタン電池の中にも種類があり、

アルカリボタン電池(SR)

酸化銀電池(PR)       

空気亜鉛電池(LR)

などがあります。

ボタンの表面に、SR・PR・LRを先頭にしたコードが表記されていれば、上の3種類に入ります。

この3種類に関して、ごく少量ですが人体に影響のある「水銀」が含まれている可能性があるため、特別な回収方法になります。

一般社団法人電池工業会(BAJ)の取り組みである「ボタン電池回収缶」という回収サービスがあるので、テープを貼って絶縁した状態で処分します。

回収場所である家電量販店やホームセンター等に行ったら、店員さんに「ボタン電池の回収をしてほしい」と伝えて、缶に入れてもらいましょう。

(おそらく絶縁状態であることを確認することが義務付けられているのかな?)

ここで回収されたボタン電池は、水銀・鉄・亜鉛化合物としてすべてリサイクルされ、

廃棄処分や埋め立てはされていません。

ちなみに、もう一種類の「コイン型リチウム電池(リチウム一次電池)」は水銀を含んでいないので、筒形の電池と同じ方法での処分となります。
(「筒形電池の処分方法」でしれっと名前出してました・・!)

④充電式電池の処分方法

最後に、充電式電池の処分方法です。

充電式電池の処分方法はとても分かりやすく、リサイクルマークがついています。
手持ちの充電池にもありました↓

この電池の場合は「ニッケル水素電池」ですが、他にも、

黄緑「ニカド電池」

青「リチウムイオン電池」

灰色「小型シール鉛蓄電池」

があります。

これらの充電式電池には、主な材料としてニッケル〔Ni〕やカドミウム〔Cd〕、コバルト〔Co〕、鉛〔Pb〕など希少な資源が使われており、この希少な資源をムダなく使うために、リサイクルによる「資源の再利用」をしています。

ニッケルと鉄の合金はステンレスの材料として再利用され、カドミウムは新しいニカド電池の材料として活用されています。

充電式の電池は、充電できるといってもいつかは寿命が来る・・とは思っていましたが、

こうして役割を果たせなくなってからも、リサイクルして活用されることができるんですねー

つぶやき・・

”Sustainable Hygge Life”の観点からいうと、(このブログの名前です笑)

アルカリ乾電池やマンガン乾電池は1回使ったきりで不燃ごみ等になってしまいますが、

充電式電池は何度も使えて、その後も再活用されるので、

これから買いなおすときは充電器にしようかなーと思います!

ご覧いただきありがとうございました!

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