私の赤いDELLのノートパソコン。
1年半以上、機能的には少し不具合がありましたが(いきなりシャットダウンしたり、画面が消えてしまったり・・・)、それでも粘って使い続けていました。
しかしこの度、やっと6年間お世話になったノートパソコンとさよならすることにしました。
ところで、この古いパソコンを処分するのに、どこに捨てればいいのでしょうか??
中身のデータもあるし、安全な方法で処分したいですよね。
せっかくなので今回は、
「パソコンの安全な処分方法」
についてまとめていこうと思います。
目次
パソコンを処分する際に注意すべきこと
長年連れ添ったパソコンを処分するとき、注意すべき点が2点あります。
それは
①パソコンのデータを完全に消去すること
②処分後にきちんとパソコンが有効利用されるルートか確認すること
それぞれ何故注意しなければならないのか、どのように対策すればいいか、これからきちんと説明していきます!
私自身もパソコンの処分に失敗しないように調べないと!
1.パソコンのデータを完全に消去する
1つ目は、パソコン内部のデータを完全に消去することです。
必要なデータをバックアップなどをして移し、その後もうそのパソコンで操作する必要が無くなったら、個人情報の漏洩を予防するため、確実な方法でデータを消さなければなりません。
古いパソコンでは、ネットショッピングをしているときのクレジットカード情報や、自分のみならず他人の住所や名前などの個人情報が残っている可能性があります。
実際、中古で売買したパソコンの中に前の持ち主の個人情報が残っていることがあったり、専用の復元ソフトで情報を悪用しようとする悪質な回収業者もあるようです。
とても危険ですね。。
パソコンに詳しくない人が何も調べずに捨ててしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいそうです・・
正直、今までデータを「ゴミ箱」に入れればもう消去できていたと思っていたのですが、、
ゴミ箱に入れるだけではデータを完全に消去することは出来ていません。
また、HDDを初期化するだけでも不十分です。
パソコン処分の際に行うデータの消去は、普段使っている消去の方法とは異なるので、事前にしっかり確認する必要があります。
ただし、データ消去にも何通りか方法があり、パソコンにあまり詳しくなくてもできる方法もあるので、安心してください。
①専用のソフトを使って消去する
自分でデータを消去するために活用できるのか、店舗やオンラインで販売されている
データ消去専用のソフトです。
パソコンによっては、購入時にデータ消去用のCDが付属になっていることもあるので、一度確認してみてください。
専用ソフトは、実はデータを「消去」しているのではなく、「無意味なデータをハードディスクに上書きして元のデータを読み取れなくしている」というイメージです。
無料と有料のものがあり、無料のもののほうがデータ消去にかかる時間と手間がかかるといわれます。
しかし、有料であってもデータ消去法の中ではコストの低い方法といえるでしょう。
②パソコンショップに依頼する
パソコンショップでは、データの消去・不要になったパソコンの回収を行っています。
お店によってはパソコンを持ち込むと、その場でデータの消去やHDDの破壊をしてくれるところもあるようです。
目の前で処理してくれたら安心感がありますよね!
値段はその会社によって違うので、前もって調べておく必要があります。
③回収業者に依頼する
パソコンのデータ消去は不用品回収業者でも行っているところがあります。
不用品業者では、データ消去のほかにも処分や買取を承っているところが多いので、コスト的にはとても良いという点と、一か所でデータ消去から処分まで済んでしまうので手軽ですね。
しかし自分の見ているところでデータ消去が行われないという点で、最初からデータ消去を不用品業者に託してしまうのは得策といえないかもしれません。
ソフトなどでデータ消去を自分で行ってから不用品業者にパソコンを渡したほうが良いでしょう。
④ハードディスク破壊を依頼する
最後は、物理的にハードディスクを破壊してしまう方法です。
ハードディスクをパソコンから取り出し、ハンマーで叩いたりドリルで穴をあけるなどして、文字通り「破壊」します。
「破壊するぐらいだったら自分でできそう」と感じてしまいますが、自分でハードディスクを破壊することを選択した場合、いくつかデメリットがあるので押さえておいてください。
1つ目は個人で壊そうとしてもデータが消えずに、他人によって復元してしまうリスクがあること。
パソコンのデータは本当に小さな部品の中に詰め込まれています。
なので、ハンマーやドリルなどで破壊するような荒っぽい方法では、外側が傷ついただけで本当に消去しなければいけないデータが入っている部品はまだ残っているかもしれないのです。
パソコンの部品に詳しく、目視で重要な部分の破壊ができたと確認できる人はいいかもしれませんが、あまり詳しくないユーザーが「壊した気になる」ことはとても危険です。
2つ目は自分で壊す行為が危険な場合があること。
パソコンの中にはガラスの部品が入っていたり、鋭利な金属の部品が入っていたりと、
破壊の際に飛び散るとケガにつながるような部品が含まれています。
長袖を着たり防御メガネをかけることはもちろんですが、屋外で破壊する場合などは部品が周りに散乱して、後に子供や動物を傷つけることがないように対策する必要があるでしょう。
3つ目は、破壊した後の処分方法が限定されてくること。
物理的にパソコンを破壊してしまうと、そのあといざパソコンを処分するときにメーカーに受け取ってもらえなかったり、不用品業者でも受け取ってもらえない場合があります。
受け入れ先が無くなるとなると、処分は最初の状態よりもずっと面倒くさくなりますね汗
「急がば回れ」で、確実にデータが消去できる方法を選んだ方が良さそうです。。
既に故障して自分では消去できない場合
既にパソコンの電源がつかなかったり画面が点かなかったりすると、そもそも消去するためのソフトを使用することは出来ませんよね。
そのような場合は、やはり「物理的な破壊」が有効になってきます。
自分で破壊する選択肢のほかにも、「ソフマップドットコム」という会社などでは、ハードディスク破壊サービスを1台930円(税抜)で提供しているので、このようなサービスを使うと良いと思います。
(ハードディスクを取り外す作業も依頼する場合は別途480円(税抜)が必要)
2.処分後にパソコンが有効利用されるか確認する
パソコンを処分するうえで、処分を依頼する先が信頼できる業者であることを確認します。
というのも、悪質な業者の場合、顧客に回収のための料金を請求しておきながら、後で不法投棄することがあるからです。
不法投棄は環境にも本当によくないですし、最低限信頼できる業者かどうか確認してから回収を依頼しましょう。
不法投棄のほかにも、内部に残っていた個人情報を売って収入を得ている業者もあります。
これらの悪質な業者に騙されないためには、ホームページで個人情報の取り扱いについて明記してあることを確認することは大切でしょう。
中にはデータの消去証明書を発行してくれる業者もあるので、トラブルに巻き込まれないためにもこのような証明書を発行している業者・データの消去方法を明記している業者に任せるようにしましょう。
3.パソコンの処分方法
①メーカーに依頼する
まずはメーカーに回収してもらえるか確認しましょう。
「PCリサイクルマーク」というマークが付いたパソコンは、廃棄する際に料金を支払うことなく、廃棄することができます。
↓左側のマークです
平成15年(2003年)10月以降に販売された家庭向けパソコンには貼ってあるので、この年月日を目安に自分のパソコンについているかどうか確認してみてください。
PCリサイクルマークが付いていない場合でも、メーカーに回収してもらうことももちろんできます。
しかし、回収再資源化料金を自己負担することになるので、その料金がどれくらいかかるのかメーカーに問い合わせてから決めましょう。
②パソコンショップに依頼する
パソコンショップではデータの消去とともに回収も行ってくれるところが多いので、
とても手軽に済ませられます。
費用は会社によって異なるので、確認してから持ち込んだほうが良いでしょう。
③回収業者に依頼する
散々上の項でも注意していますが、回収業者の中には悪質な業者もあるので十分に注意しましょう。
無料の回収・有料の回収と両者あり、
「無料だからコストが低くて助かる」
「有料だから無料の業者よりきちんとしているだろう」
などの推測はとても危険なのでやめましょう。正直値段は安全性や信頼性の指標にはなりません。
きちんと会社情報のところに個人情報の取り扱いや回収後のリサイクルの方法など、明記していることを確認しましょう。
④オークションで売る
状態が良いパソコンや新しい型のパソコンなどは、オークションで売ってお金になることがあります。
ただし、個人情報に関しては自己責任になるので、データ消去用のソフトを使うなどして、確実に個人情報の漏洩の可能性がない状態で売りに出しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パソコンは冷蔵庫などの家電製品とは違い、個人情報の処理に何より気を付けなければなりません。
すっきりと古いパソコンとサヨナラするためにも、自分と自分のパソコンにとって一番良い処分方法を探して実行していくことが大事です。
パソコンの内部の部品などは自分の手から離れてからも部品に分解されてリサイクルされて、再利用されることができるので、そんな視点も持って信頼できる処分先に依頼することが大切ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました!